今年も、修了式が終わり、いよいよ卒業式が明日。
なんとかここまでたどり着いた。
・・・とはいっても、例年よりは切羽詰まってはいないかな。
卒業式まで来ると、ようやく少し余裕ができる。
ここまでの準備は大変だが、準備が終わってしまえば、あとは明日を待つのみなわけで。
こないだ、知り合いの先生からDVDをいただいた。
私が小学校で担任した卒業生が出ている、
中学校の文化祭のステージ発表を
まとめたものだ。
今日、ちょうど時間があり、そのDVDを観た。
噂には聞いていたが、改めて、
卒業生の驚くほど成長した姿に感動。
偶然だと思うが、うちの小学校出身の子のうち、
私が担任した1年と3年は、結構ステージ発表に出ていた。
確認できた限りでは、2年は誰も出ていない・・・と思う。
一応、自分の担任した学年の子だけ、中学校で活躍しているということになる。
ところが、
単純に、「自分の教え子たちすごいでしょ!」
なんて全くもって言えないのである。
むしろ、「担任していたころはこんなに活躍させられなかったよな。。。」
という感想であり、
「ヒョウタンから駒」な感じであり、
嬉しいような、申し訳ないような、なんというか不思議で複雑な気分。
とにかく、頑張っている姿に感動したのは確かだ。
自分の中学生の時なんて、全然比べ物にならない。
お恥ずかしい限りである。
そんな自分が、
えらそうに指導していたという感じがくすぐったい感じなのだ。
・・・そっか。
そうなんだ。
この不思議な気分は、やっぱり
「自分ごときが教える立場に立って、子供たちは自分以上にはるかに立派になって、
なんだか恥ずかしいなあ」
という気分なんだな。
書きながら、気持ちの整理がついてきた。
(こういうところが、自分が文章を書いていてスッキリするところ。)
そう考えていくと、自分は正直、いい先生には到底なれない気がする。
が、まあ、しかし、
最低でも「きちんと勉強を教える」先生にはなれるように頑張りたい。
それもなかなか難しいことなのだが。
そして、
中学生の活躍する姿を見て、
「自分も頑張らなきゃな」と思わせられた。
子供たちに、ただ感謝、感謝である。
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