今日は理科の授業ががとってもうまくいきました。
自分は別にいつもどおりだったんだけれど、子供たちとの息が合うというか、子供たちの意識と授業の展開がハマった、というか。その単元の場面ごとに、そういう時ってたま~にあるなあ、と感じます。
理科は理科支援員さんが来ている関係もあり、準備をしてもらっていて非常に助かってますが、一方で教科書の流れから外れたオリジナルの単元構成などを組もうとすると、打ち合わせに時間を十分取らなければならないという弱点もあります。そんな事情もあり、大体はいたってノーマルに教科書通りに流すのですが、その中でも、うちの子供たちの意識、視点や疑問などがぴったりくる場面が時々あるんです。
今は水溶液の性質と働きの学習。
今日は、塩酸に溶かしたアルミニウムは、どうなったのか調べる場面でした。
前時、金属を溶かす実験中に「これまた蒸発させたら出てくるのかな」とか呟いていた子がいて、そこから今日の実験にスムーズにつながったところからはじまって、蒸発させたら白い粉が出てきたからやっぱりアルミニウムはなくなってなかったんだね~って言ったら「う~ん、でもこれってアルミなの?」というまた呟きが出て、確かめる方法も考えさせたら子供から出てきて、それですんなり疑問が解決。
しかも最後に、食塩水を作るのとはわけが違い化学反応したのは溶けるときに泡がシュワシュワ出るからじゃないか、というところにも目をつけていて、その気体はなんですか~とか言っていたので、うんちくで「塩酸は塩素と水素からできていて、アルミニウムが塩素とくっついたから、水素が出て行ったんだよ~」なんて話を図解つきでしたらすんごく興味津々で、すごく納得していました。最近よくそんな話をするのですが、化学式とか元素の構成とかにすごく興味があるようです。
理科室から教室にかえって来たときに口々に
「あ~今日は面白かったな~」
と言っていたのを聞いて、
今日は私が感じただけじゃなくて、本当に子供たち的にも「うまくいった授業」だったんだなあ~と思いました。
中には、教科書通り流しても、うまくいかない時もあります。
私が見て「普通子どもはこんなこと疑問に思うか?」とか「かなり強引な展開だなあ…」とか微妙に思えるところもあります。
(まあ、そこいら辺を読み取りながら学級の実態に合わせて授業するのが我々小学校教員の腕の見せどころなわけですが。。。)
そんな中、今回の場面は、うちの子供たちの実態にぴったりはまった内容だったわけです。
週1回水曜日しか理科支援員さんがこないので、
水曜日の理科は毎回実験になるように進度を調整して組んでいるのですが、
実験をきちんと準備してもらっているので、ホント毎回充実しています。
水溶液の学習のまとめやテストは来週水曜日までに終わらせて、
来週水曜日は電磁石に突入します!
PR