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恒例の収穫祭が終わりました。
うちの学校では下手すると学習発表会以上の一大イベント、と言っていますが、
まあ、それは子供的に、ではなくて担任外的に、でしょうがね(笑)。
いずれ、それくらい大変な行事なんですが。
今年もたくさんのおじいさんおばあさんがいらっしゃって、地区ごとに餅つきをしました。
今年は昨年までと変えたところが2,3ありました。
大したことではないのですが、
①田植えから稲刈り、脱穀の様子をプレゼン by 6年生。
②感謝をこめて全校合唱を追加。
③昔遊び交流のやりかたを班ごとに変更。
という3点です。
プレゼンは、パソコンの学習の一環として、
どうせやるなら発表の場があるといいよな、という
考えで、米作りの活動を題材にプレゼン作りをしてみよう、
という学習を組んだわけです。
(ま、プレゼンとはいっても、使ったソフトはキューブキッズの「電子紙芝居」なんですが。)
ナレーションも全部録音して、当日はただ私がパソコンをポチっとするだけ、という簡単なもの。子供達の負担もなく、餅を食べながら見る、という感じにしました。
そんなにシーンとして集中して見てもらったわけではないでのすが、さらっと流して、
でも、終わったら拍手もいただきました。嬉しかったですね。
…そんな感じで今年は新企画を少し入れてやったのですが、
そのほかに、5年目の私が「初めて見た!」という光景に出くわしました。
それは、餅つきの世代交代ですw
餅つきで、きねを持ってつく方はおじいさんたちで、これはいつも通りなんですが、
その補助をする(水をつけながら餅をこねる)おばあさん方のところがちょっと違いました。
いつもより若いおばあさん(自分の母親くらいだな、と思いました)が、
「私やったことがないんだけど…」と言いながら、でもそれなりに作業しています。
餅つきのことは詳しくはわかりませんが、でも今まで4年間見た映像とは違う感じがして、自分はそれを見ながら「もっと水をつけたほうが」「もっと餅を大きく動かしたほうが」とか感じておりました。
そしたら、やっぱり途中でひいおばあさんらしきベテランのおばあさんが助言をしていました。そして、2つ目の餅をつくときには交替しました。その手つきはやはり「ああ、いつもの餅つきだ」と思いました。周りからも「ちゃんと見ておけよ~」みたいな声が出ていて、ああ、これは「世代交代」なんだな~と。
うちの学校の収穫祭は祖父母参観日ということで、児童の父母は一切来ません。で、おじいさんおばあさんなら餅つきのことはよくしっているから教えてもらおう、という行事だったのですが、いよいよ「餅つきしたことがない」おばあさん世代が登場してきたんだなあ、と思いました。
でも、こうやって地域の伝統が継承されていくんですね。
ちなみに私も餅をついたのですが、
おじいさんたちに「先生、結構力あるなァ」「うめえなァ」「ひ弱に見えるのになァ」「中さ力貯めてるんだなァ(笑)」というようなお言葉をいただきつつ、調子に乗ってついていたら、
突然ベテランおばあさんが餅をひょいっと取り上げました。
私は「あれっ?」と思いつつ、思わず空っぽの臼を「ガンッ」と叩いてしまいました。
そしたらおじいさんおばあさんがみんなで笑うのです。
どうやら、昔はときどきこうやっていたずらをしたのだそうです。つく人がそこできねを止めれるか、みたいな感じです。私はまんまと引っ掛かった、というわけです。なんだか、でも、おじいさんおばあさんたちが昔に戻ったみたいに楽しそうだったので、自分も楽しかったです。
というわけで、今年も収穫祭が終わりました。
なお、もらって帰った餅は夕食でsokkeさんがペロリと食べていました。
恐るべし食欲!!(笑)